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赤沢自然休養林

7/28-30の2泊3日で、木曽は上松町にある赤沢自然休養林に行ってきた。

7月の末は、Pさんの会社が夏休みなので、毎年ここで家族で夏休みを楽しんでいる。

我が家が夏のレジャーに求めるものは、
 1.涼しい:海水浴より川遊び
 2.自然と触れあえる:テーマパークよりハイキング
 3.近い:車で2-3時間のスポット
 4.混まない:人気の場所より穴場スポット
 5.安上がり:リゾートホテルより民宿
 6.移動が少ない:観光型より滞在型

ということで、木曽檜の保養林の中に、渓流プールあり、変化のある散策コースが複数あり、バーベキューやら魚のつかみ取りもできて、森林鉄道にまで乗れる赤沢自然休養林は、うってつけの場所なのだ。夏休みの土日はそれなりに混雑するが、平日であればそれほどでもなく、なにより早朝や夕方はほとんど人がいない。

赤沢自然休養林の中に、去来荘という民宿があり、そこで宿泊すれば、早朝も夕方日が暮れるまで園内を楽しめる。また、晴れた夜は満天の星空を見ることができる。去来荘の建物は相当古いものらしく、一部建物が傾いていたりするけれども、よく手入れされ、気持ちよく過ごすことができた。

我が家がここで夏休みを過ごすのは、一昨年に続いて2回目。滞在型のんびり休日が好きなので、もちろん最も移動が少なくてすむように、去来荘に2泊した。今回は、家族4人と、私の大学時代の友人女性Yさんを誘って総勢5人。

28日は3時頃に到着し、荷物を置いてからすぐに「ふれあいの道」コースを途中川に降りて足を浸したりしながら散策。子どもたちの希望で渓流プールに戻り、子どもたちをPさんに任せて、Yさんと私は「中立コース」へ。
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少しアップダウンのある、檜に囲まれた山道を1時間弱歩いて戻り、檜風呂に入浴の後、夕食。手の込んだ心づくしのお料理をたっぷり頂いて至福。満腹でしばらく動けませんでしたが、気を取り直して、懐中電灯とともに川の方へ。満天の星空を、Pさんに星の解説をしてもらいつつ、首が痛くなるほど眺めていた。

29日は、朝6時半頃に起き出して、Yさんと共に、「駒鳥コース」へ。歩き始めに雨に降られたものの、昨日の「中立コース」よりも景色に変化があり、歩いていて楽しいコースだった。これも1時間くらい歩いて戻ると、朝ご飯のいいにおいが。昨晩あんなに満腹になったのにね、と笑いつつ、朝食もたっぷり頂く。朝食後、森林鉄道へ。実際に使われていた汽車や客車などが資料館に展示してあり、汽車の前で撮影タイム。
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往復列車の家族4人に対して、Yさんは、「ふれあいの道」を終点まで歩いて、森林鉄道終点で合流。その後も、「冷沢コース」から「上赤沢コース」へ抜けてたっぷり歩いていました。Yさんは本当に歩くのが好きなようで、「歩きやすい靴を持ってきてね」と伝えておいたら、カナディアンロッキーを10日かけてトレッキングしたときに購入したというしっかりしたトレッキングシューズを持参していた。

森林鉄道の後は、すこし部屋でのんびりしてから、やまめのつかみどり&バーベキューへ。やまめは泳ぐのがすばやくて、子どもたちが全身びしょぬれになって追いかけてもなかなか捕まらない。30分くらいトライして、ついにあきらめて塩焼きの方をもらってはぐはぐ食べた。うまい!バーベキューの後、近くにある「子ども遊び広場」でアスレチック遊具やながーい滑り台で遊び、PさんとYさんはのんびりベンチで寝転がって読書。空模様が怪しくなってきたので去来荘に帰って、またまた檜風呂。夕食も、昨晩同様たっぷり頂いた。でも、今夜は雨で、星の観測はできず。少々残念。昨日見に行っておいて良かった。

雨が残るかと心配した30日だったが、幸い好天に恵まれ、また早朝ハイキングへ。今日は「向山コース」。ここは、檜の根が地表に出ている「走り根」がとても多くて、歩きにくい。でも、風景は、また違っておもしろい。一口に檜林といっても、まだ若い人工林であったり、天然林の更新であったり、ご神木の伐採地があったり、ほかの広葉樹やヒバ(あすなろ)と同居している林であったり。このコースは、アップダウンがある上に根っこのせいで、他のコースより時間がかかった。

朝食後は、Pさんと子どもたちはまた森林鉄道へ。土曜日で混雑が予想されたので、朝一番の便を目指す。今回は、終点から「ふれあいの道」を徒歩で帰還。その間にYさんと私は、チェックアウトをして荷物を車へ。すぐに出発できるように整えてから、「ふれあいの道」→「冷沢コース」→「上赤沢コース」。「ふれあいの道」は沢づたいに整備された誰にでも楽しめるコース、「冷沢コース」→「上赤沢コース」は、山道でけっこうアップダウンも激しく、熊に出会いそうな静かなコースだ。檜の種や発芽したばかりの幼木が繁殖していて緑が濃く、印象的だった。「上赤沢コース」の途中、見晴台まで上って景観を楽しむ。今までのコースの中で、もっとも汗をかいたルートだった。

こんな感じで、Yさんという道連れを得て、園内の散策コースは踏破でき、とても満足。子どもたちは川や園地でたっぷり遊び、鉄道にものれて満足。Pさんは、なによりのんびりできて満足、という誰しも大満足して「来年もこようかな」と思う休日だった。

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Comments

大学時代の友人と今でも旅行に行けるなんてうらやましいなあ。

大学時代の連れと言えば、日本全国(一部は行方不明)に散らばって、年賀状だけの交流になって久しいわあ。

Posted by: サワコ | August 01, 2005 12:05 AM

Yさんは、カナダ時代に私たちが住んでいた街に長いこと研究留学してた人なんです。大学時代にそれほど親しかったわけではないんですが、たまたま別の友人経由で同じ街にいることがわかり、何度か会ったりしていたんですね。彼女が日本に戻ったのは、私たちより1年前だったのですが、しばらくたってから、本当に偶然、県下の大学のポストに決まって、また近所に住むようになりました。縁があるね~ということで、時々一緒に遊んでいます。

Posted by: せんり | August 01, 2005 06:56 AM

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