« 人と話すことの効用 | Main | つるべ落とし »

そもそもなぜ仕事をするのか

昨日はコーチングの最初のセッションだった。コーチング開始に当たっては、10個ほどの質問にあらかじめ文書で答えておく。答えを書くことよりも質問をきっかけにじっくり自分について考えるのが目的のようで、回答の形態は人により様々らしい。

私の場合、セッションまでにあまり時間がなかったので、質問から派生する形で書いた職務経歴書をもっと詳細に書きたいと思っていることを話し、単なる時系列の職務内容の羅列ではなくて、そのときに得られたもの、感じたこと等の主観も書き加えてキャリアの棚卸しをしてみることになった。これは次回までの宿題。

質問について考えているうちに、「そもそも私はなぜ仕事をする(したい、している)のだろう」という疑問が湧いてきた。今まで、「仕事をしない」というオプションを考えたことはない。自分にとって当然で自明のことすぎて、これといった理由が浮かんでこない。一定以上の収入を得ることも理由の一つだろうが、収入が高ければなんでもよいわけでもない。かといって、ボランティア等のように貢献できればそれでよしというわけでもない。自分が社会に対して価値を提供し、それに見合った対価を得るということが重要なようだ。が、なぜそれが重要なのだろう。「価値」って何だ?

究極的には、キャリアをどの方向にもっていくのかを考える上で、上記の疑問への回答は全ての目標やアクションのアンカーになるものだと思うので、じっくり詰めて自分がピンと来るものを出していく必要があると思う。でも、これ以上直接的にこの問題を前にして考えていても出てきそうにない。

それでは、周りから攻めるということで、エッセイ風職務経歴書(キャリア棚卸し)。その中でも、「なぜ弁理士なのか」というのがキーポイントになりそうである。「そもそもなぜ弁理士資格を取ったのか」という観点と、「仕事の上で弁理士であることはどんな意味を持つのか」という観点が出てくるのかと思う。

コーチと話していて思ったのは、私は、現在の仕事に満足できない場合、それを直接解決するというよりも、仕事の幅を広げるためになにか勉強したり、資格を取ったりすることを考える傾向があるということ。資格を取るのは目標としてわかりやすいので、どうせ勉強するならその知識が必要なこの資格を取ろうという方向に意識が向くようだ。が、なぜその資格を取るのか、その資格を手段として何を実現したいのかというところを詰めて考えていないので、いざ資格を取ってみると、「資格保持者はこうするものだ」のような考えに囚われやすい。なまじ資格試験に強いのも問題かも。この点についても、職務経歴書を書くにあたって充分考慮しておこう。

|

« 人と話すことの効用 | Main | つるべ落とし »

Comments

なぜ仕事をするか・・・・

銭や銭や銭やぁ!!!!!

失礼しました。

Posted by: サワコ | October 01, 2005 09:23 PM

冗談はおいておいて、自営業の父に
「働かざるもの食うべからず」と育てられました。

勤労、納税、教育は国民の義務だしね。

ただ、父の言っていた『労働』と私が考えている『労働』は少し違うかもしれません。
なぜなら、父や母にとっては『怠ける』ことは悪でしたが、自分は常に『いかに怠けて同じ結果を得るか』ということを念頭に『労働』しているからです。

さて、では『結果』とはなんだろうというと、これが難しくて、定量表現可能な貨幣価値に換算するのが一番、手っ取り早いので、『カネを儲ける』と達成感を得ることができるのではないかと考えています。

だから経済活動は達成感を得やすいのに比べ、子育ては難しい。定量表現可能な指標と思うと、赤ん坊の身長や体重だったり、子供の学力偏差値だったりしちゃうわけですね。

達成感以外にも幸福感を味わえるのでしょうが、いかんせん『受験戦争』を通過した世代としては『達成感』の気持ちよさが麻薬のようにしみこんでいたりします。

Posted by: サワコ再び | October 01, 2005 09:55 PM

そうですね。達成感が得られるというのはインセンティブ上重要なので、何を指標にするかを間違えると、当初期待した成果とてんでずれたところに行き着いたりして笑えないことになるんですよねぇ。。。定量表現可能な売上とか成約件数とかが分かりやすくてよく採用されてますが、資格の取得っていうのも分かりやすいからという点では共通してるかも。

私の現状の業務というのは、件数と売上が個人別にぱっきり分かれているというひじょーに分かりやすいものなんですが、どうも今ひとつこの数字に全てが凝縮されていると割り切れないんですよね。なんでだろ。

Posted by: せんり | October 03, 2005 03:57 PM

The comments to this entry are closed.

« 人と話すことの効用 | Main | つるべ落とし »