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スキー場で年越し

 年末年始の休暇にスキーに出かけ、スキー場で年越しをするのがここ数年の通例。今年で3回目である。

 泊まりがけでスキーに行くと、張り切っているフウタに朝早くから起こされて、朝食時間の開始と同時に食堂に行き、リフト開始時間を待ちかねるようにゲレンデに向かい、午後早くにはもう結構というくらい滑って心地よく疲れて宿に戻ってくることになる。入浴して、食事で生ビールの一杯も飲めば、部屋に帰る頃には上瞼と下瞼がくっつきそうで、子どもたちとほとんど同時に眠ってしまう。翌日も翌々日もこの繰り返し。

 もともとテレビをほとんど全く見ない私は、旅に出るとネットから切り離されることもあり、新聞をわざわざ見もしないので、世間から隔絶されてしまう。行き先がスキー場になれば、スキー場の日常が淡々と続くので、除夜の鐘も聞かずに大晦日も元旦も午後9時には爆睡していて翌朝も6時過ぎに起き出している。日付の感覚が鈍くなり、年の変わったのもいまひとつピンと来ない。

 それでも昨年、一昨年の宿泊先だったペンションやプチホテルでは、年越しそばが出たり、元旦の朝食はおせち料理に近いものを出してくれたので、それなりに気分が出たのだが、今年のホテルは元旦の朝バイキングのメニューの一つに雑煮があったのが唯一で、さっぱりお正月気分に浸ることがなかった。

 長期滞在してスキーのできる貴重な機会なので、おそらく今後もスキー場で年越しが続くことになると思うのだが、子どもたちに伝統的な正月を迎える気分を味わわせることができないのが少し残念だ。

 寒い中どうしてこの季節にわざわざするのかと言われても、しっかり大掃除をして気持ちよくなった家の玄関にしめ縄を飾り、鏡餅を各部屋に飾って、「おとしの晩」のごちそうを食べ、夜が更けて年越しそばを食べつつ除夜の鐘を聞いて新しい年を迎える。元旦には若水を汲んで、翌日の書き初めの水に使う。年の初めの雑煮は、一家の主が作る。こんな正月の迎え方を、子どもの頃はずっと、母方の実家でしていた。毎年繰り返されるこのパターンは、今から思うと、とても貴重な体験だったと思う。

 「おかあさん、初詣って、どんなもの?」と聞くフウタに、来年こそは一緒に初詣に行こうと思う。・・・今年は、2日にスキーから帰ってきて、3日に実家に行き、4日から仕事に出ていてとても行く余裕がなかった。

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