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May 2007

第1スピーチを振り返る

この講演者養成総合講座では、4回のスピーチがあります。第1スピーチ(5分)が課題抽出のためのスタートスピーチ。第2スピーチ(5分)が、自分の売りを考えると話の組み立て方の2回の講座を経て第1スピーチから改善させたスピーチで、さらに課題を抽出し、課題解決のための具体的な考えをまとめていくためのもの。第3スピーチ(15分)は、第18回目にあり、それまでの全講座出席後、最終スピーチに向けた実践トレーニング。そして、本番としての修了スピーチ(15分)。

各回のスピーチは、録画されてDVDに記録して自宅で視聴し、振り返ることができるようになっています。第1スピーチと講評の部分は、第2回講座の際に配布されました。DVDの機材を揃え、昨日になってようやく向き合って自分の姿を見ることができました。

確かに、コメントの通りで、どこを向いて話をしているのか分かりません。伝えたいことがあるのなら、伝えたい対象にしっかり目を合わせて話すべきなのに、目が泳いでいます。目を合わせると緊張してしまうせいだと思いますが、講師の方や他の講演者を思い浮かべてみると、差は明らかです。これではメッセージを伝えたいようには全く見えませんね。

とはいえ、見てみて自己イメージとかけ離れていてショックだったというわけではなくて、こんな感じに見えるだろうという予想の範囲内でした。ということは、こんな程度では講演者としてお話にならないということだということなんですね。目指す目標をもっと高くに置かなくてはいけないと思いました。はい、甘かったです。

その場ではメモを取りきれなかった講師の方々のフィードバックをもう一度しっかり記録しておこうと思います。

私は、最終スライドにまとめとして、3つのことを書いていました。すると、山口講師にその始めの2つをそっくりご自分の課題として下さいと言われてしまいました。
 ・自分のやりたいことを見える化する
 ・それを表現できていることを確認する

話したいことを見えるようにするという視点が抜けている。話を見せると言うことが大命題である。

(佐々木講師)
どこの誰に向かって話をしているのか、誰に向かってメッセージを発しているのかが全く見えない。さらに言えば、人に話しているようには見えない、それは、声の出し方、滑舌を含め全体がそうである。

悪いタイプの授業や講習で、聴衆を置いていってしまうものがあるが、そんな風になってしまっている。そうではなくて、まるでショーのように聴衆を巻き込んでいく、寝ようと思っていたひともめがさめて聞きたくなる、引き込まれていくのが講演者の技術である。
知っている知識を読み上げるのではなくて、語りかけなくてはならない。人として、あなたはどんな人で、どんな思いを持って、何を伝えたいのかが重要です。

(菅家講師)
表情として生き生きと迫ってくるものが何もない。目標とできるような人をよく観察してみて下さい。


このビデオを見てから改めて考えてみたのですが、最近子どもに「お母さん、何でそんなつまんなそうな顔してるの?」とか「どうして怒った顔してるの?」とか言われる頻度が高い!これは表情にかなり問題があるのではと今更ながら自覚しました。伝えたいメッセージを全力で伝えることを心がけて、まずは子どもとのコミュニケーションから工夫してみようと思います。

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(2)自分の売りを考える

4月29日(日)13:30-15:30(延長して16:00)
講師:佐々木かをり
内容:パブリックスピーカーとして話す、自分の専門性、切り口を見つけるための考え方を学ぶ

第1スピーチの翌日の講座です。第1スピーチでは講師陣からかなり手厳しいコメントを頂きますので、どの期でも受講生はかなりショックを受けるそうです。そこまで言われる覚えはないとか、こんな講座止めてやるとか。でも、ここでそのくらいは思わないとこの先伸びていかないそうで、昨日の感想を受講生から聞いた講師の感想は「6期は今までに比べて甘い」でした。深いところで変わっていく必要があり、そのためにはスタート時点で防衛的になるのではなくて真摯に自分の現状と向き合わなくてはならないということなのだと思います。

今回の受講生の特徴として、多かれ少なかれ皆人前で話した経験があるというものがあります。そして、これが結構危険で、それなりに自信を持っているため、それが足を引っ張ってしまう場合があり、注意した方がよいということでした。そのせいなのか、講師陣から見ると今までの他の期に比べて皆さんのパターンが似ていて、思いこみで話をしている、人ではなく壁に向かって話をしているという特徴があるそうです。今までの聴衆が、文句を言わないタイプだった(内容がある程度あれば講師の質については問われない)ことも影響しているようです。

さて、それでは、今まで聞いた講演の中で、もう一度聞いてみたいと思ったのはどんなときだったでしょうか。感動した、何か気づきがあった、この人の他のテーマも聞いてみたい、近づきたい(人に惚れる)、と思った、などの意見が出ました。共通するのは、講演の内容(専門性)ではなくて、講演者の思いが会場を巻き込んだときに感動が生まれる、もう一度聞きたいと思う、来てよかったと思うということです。そのテーマを話す講師は山ほどいるので、「あなただから」がきちんと出ているとき、それがしっかり伝わったときに聴衆を巻き込むことができる。これが講演者(パブリックスピーカー)であることです。

これに対して、ビジネスプレゼンテーションは、同じ情報(会社案内、製品案内など)を、安定して伝えるところに特徴があり、誰がやっても同じでなくてはならず、対価をもらう性質のものではありません。講演者とビジネスプレゼンターを混同しないようにということは、何度も指摘されます。その講演で伝えたい思いは何なのか、持ち帰ってもらいたい「おみやげ」は何なのか。それが明確でないと、相手には伝わらないし、来た甲斐もなく、講演の成功はあり得ないということなのでしょう。

さて、第1スピーチは、60分の内容を5分間に凝縮して話しなさいというものでした。それを達成できた人はかなり少なくて、皆さん時間が足らなくなり、肝心の所が聞けずに終わってしまったスピーチが大半でした。私自身は何回か練習してみて序盤で敷衍した説明をしていくと全く時間が足らなくなったので、5分に納めることに重点を置いて組み立てましたので、とりあえず予定通り5分には収まったのですが、その結果何を言っているのか分からないと言われていたのでは意味がないわけで。

原稿を書いて準備してきた方が数名いらっしゃいました。私も過去に原稿や台本を書いたこともあるのですが、話すとおりに書いておくと大抵読もうとしてしまい、その結果うまくいかないことが多かったので、台本形式は止めて、話のポイントだけをメモするか、スライドに書いてしまうようにしています。これは、その方がよいようです。というのは、読んでいては聴衆に関心を払うことができないので、状態を見ながら進め方を考えるということができないためだそうです。反応が鈍いときと打てば響くようなときにはやり方を変えるということですが、それでは鈍いときは予定したところまで進めないのじゃないかと思いますが、どうするのかを質問しそびれました。またの機会に聞いてみようと思います。

で、「5分間で言いたいところまで行けなかった」という方が多かったわけですが、「言いたいこと」ではなくて、「伝えたいこと」にならなくてはいけないと言われました。まだその違いが漠然としか理解していないのですが、伝えたいことが1本しっかりしていれば、聞いている人によっては内容盛りだくさんでなくても、ざっくり省いてしまってもよいのかなと思いました。

また、準備の段階で、皆練習はしていますが、鏡を見て「見られている」状態に関心を払って練習をした人はいませんでした。私自身の練習としては、時間を計ってパソコンの前とか、お風呂の中とか、路上でぶつぶつ言っていました。似たような感じの人が多かったように思います。これでは確かに発される言語にしか焦点が当たっていないわけです。

よく知られていますが、コミュニケーションの要素として言語の割合が7%、非言語の割合が93%です(非言語の方が高いという認識はありましたが、2対8くらいだと思っていました)。ということは、非言語の方にかなり意識を向けていかないと、メッセージは伝わらないわけですね。改めて言われると当然のことなんですが、まったく目を向けていなかったことに気がつきました。

パブリックスピーチで考えると、言語コミュニケーションの方が講演の内容になります。話の組み立て、整合性、論理構成、エピソードをどのように織り込んでいくか。本当の売りになる、あなたしか語れないものを用意していく。

そして、非言語コミュニケーションには、年齢や性別、服装、髪型、姿勢、フェイスニング(表情)、声の大きさ・トーン・抑揚・高低、言葉遣い、間の取り方、ボディランゲージ(体から出ているメッセージ)があります。これら全体によって話の説得力が高まります。

このような言語・非言語両面の総合力を上げていこうというのがこの講座の目的です。講座内容を見ると、デリバリーと言われる「見せ方」の部分がかなり大きなウエイトを占めていて、一覧を見たときにはなんで?と思ったのですが、説明を受けて納得しました。練習のために自室に姿見を買った方が良いかな・・・。

さて、今回の講座のテーマは「自分の売りを考える」でした。「売り」とは何か。その人の特徴であり、その人が生の言葉で語れるもの。体験や情報からその人の一部になっているもの。ロールモデルたらしめるもの。その意味で、エピソードは重要。自分に引きつけてテーマを語ることができる。

また、対象によって「売り」は変わらない。デリバリーは変わる。色々な手法を身につけ、聴衆によって変えることができ、また変えることが必要。でも、「売り」の根本は変わらない。幅を持たせたり、広げる・加えることはできるし、していくべきだけれど、オリジナリティは変わらないはず、ということでした。

2回目の講座を終えて、第1スピーチで「伝えたいものがなんなのかが分からない」と言われた意味がようやくわかりました。自分で何を伝えたいのかはっきり分からないままスピーチをしたので、それは何も伝わらなくて当たり前ですね。いいたいこと、知識のところにばかり意識が向いていました。

そこで、本当に私が伝えたいことは何だろうと考えてみました。来てくれた人に持って帰ってもらいたい「おみやげ」は何だろう。それは、事業提携をすることになったときに、「契約や知財のことも考えておかないとまずいっていう話だったから、とりあえず相談に行ってこよう」と思ってもらえるようになること。細かいことはよく分からないままでもいいから、スルーしちゃまずいことだという認識を持ってもらうこと。弁護士や弁理士に相談に行く心理的ハードルを下げてもらうこと。契約や知財という側面の存在を頭の片隅においてもらうこと。

要は、相談しようっていう気持ちになってもらうことですね。私自身に相談に来てもらえればそれがベストですが(笑)、そうでなくても、事前に相談に来てもらえればトラブルにならなかったとか、話がややこしくならずにすんだとかいうケースは多いので、とりあえず先に相談というふうに思って欲しいです。

このように、ようやく伝えたいことははっきりしてきました。が、私の「売り」ってなんだろう。まだこちらははっきりしていません。次の週末にもう第2スピーチがあって第1スピーチを改善したものを出さなくてはいけないんですが、どうしたものか。その前に、第3回講座が5/9にあります。これは、話の組み立て方を考えるものです。5/10までに第2スピーチのレジュメを提出しなければならないのですが、第3回講座を終了してから改めて考えた方が良さそうです。

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